アメリカ大統領選の共和党候補者による討論会について思うこと
アメリカの大統領選に立候補している、共和党候補者を集めた討論会の様子をテレビで見ました。4人の候補者が司会者の質問に対して、答えとなるスピーチをしていました。
前回の選挙でも候補者選びのための討論会の中継を見ていましたが、日本にはないイベントですので慣れないことには何をどう解釈していいのかさっぱり分かりませんね。
まず最初に感じたのは、候補者は立ちっぱなしで大変だということでした。途中で休憩もありますが、基本は彼らは立ったまま過ごします。私なら自分が話すときは立っていても苦になりませんが、他人が話すのを立ったままで聞き続けるのは疲れることでしょう。
アメリカではあのような場はずっと立っているのが普通なのか、もしくはアメリカ人は日本人よりも立つことに抵抗がないのかと考えてしまいます。日本はお風呂の文化ですがアメリカはシャワーの国ですから、立つのはあの国では日本よりも身近なことなのかもしれません。
この考えは合っているのでしょうか?
さて討論会の会場に集まった人の数にも注目せずにはいられませんね。会場が野球場か大きなコンサートホールだったのかは分かりませんが、2階席もある円形の場所でした。そこにびっしりと人が座っているのですから、討論会がどれほど関心の高いイベントなのか分かります。
しかも座っている男性の中には、候補者と同じようにスーツにネクタイを着用している人が多く見られました。ということは真面目な服装をする気になるほど、討論会は真剣に聞くべきものということですよね。
また客席からはしょっちゅう大きな拍手がおこりました。観客の気に入るような発言がされたでしょうけれど、毎回彼らが拍手を送るのは不思議でもありました。私には「今の発言のどこに拍手するほどすばらしいところがあったんだ?」と首をかしげたくなることもしばしばでした。
興味深いは、候補者が司会者の質問にきっちりと答えない場合があることです。うまく言えない場合や、痛いところを突かれた場合の対処法なのでしょうけれど、候補者は質問に答えずにうまく話を別の話題に持っていきます。
司会者も「質問には答えませんでしたね」と軽く指摘しただけで、普通に次の人に話を進めます。日本では質問に対して答えなければいけないという意識がありますが、アメリカでは難問をうまくかわせば、どうやらそれでも許されるところがあるようです。もちろん答えないのがいいわけではありませんが、難局を切り抜けるのも1つの能力とみなされているのかもしれませんね。
でもやっぱり聞かれたことに答えないのは、私にはズルイように思えますが。
討論会の中継を見ると、候補者よりもアメリカ人の国民性について考えさせられました。さすがお祭りが好きなアメリカ人だけあって、今度の選挙もさぞかし盛り上がることでしょう。
もうすぐサウスカロライナ州での予備選が行われます。今度の勝者はどの候補者になるのでしょうか?